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今日は何の日

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2012年 08月 30日

「今日の焦点!」20120830

⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「日朝政府間協議が開催、『やりとりは1往復ではない』」です。


⇒その理由は……:

 ─昨日(29日 北京時間)、日朝政府間協議が開催されました。協議内容の
  対外公表は30日(同)午後になるとされています。

 ─「北朝鮮情勢は中東情勢のコインの裏表である」、
  そうIISIAでは繰り返し分析を提示してきました。なぜなのでしょうか。

 ─その理由はグローバル・マクロ(国際的な資金循環)にあります。
  地球の裏側からマネーが動くならば、表に流れ込むというわけです。

 ─日本側が様々な要求事項を並べたてるのに対して、北朝鮮側の主張は
  非常にシンプルです。「戦後賠償を支払え」という一言に尽きます。

 ─しかし国際法上、「韓国併合」、すなわち朝鮮半島は我が国の領土の
  一部であったため戦後賠償は生じないのです。ここに議論の壁が
あります。

 ─さらにいえば、かなり多額の「戦後賠償」が要求された時、我が国として
  これを支払えるのかがカギとなります。政治的リーダーシップが
必要です。

 ─もっともこの点については逆手にとることも可能なのです。日本人拉致
  被害者を一人でも北朝鮮から奪還出来れば政権の人気度は急上昇します。

 ─既に6月頃よりマスメディアは察知していた感の強い日朝協議。
  その帰結は戦後賠償であり、「総理訪朝」であると考えておくべきです。

それにしても分からないのが、「日本人拉致被害者」の半分近くが欧州
経由であったという点です。欧州はなぜ黙して語らないのでしょうか。

そしてその欧州は北朝鮮に対して次々に事業投資を行ってきています。
国際的にこれを非難する声は全く上がってきていません。

「欧州情勢は複雑怪奇」。外交は日米関係、しかも「日米軍事同盟」ばかりと
考えている向きには絶対に理解出来ない問題。

それが北朝鮮問題なのです。

★某政治セミナーでは「北朝鮮は、我々の仲間なんです。」と右翼の方が言ってまたけどねえ。
 横田めぐみさんは皇室の蓄財のために北へ送られたんです~とか言ってましたよ、公安の人が。
 

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●「今日の言葉」
 ~不安な時代だからこそ「覇術」ではなく「王道」を語る珠玉の言葉を~
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“真の謙遜とは、結局その人が、常に道と取り組み、真理を相手に生きて
 いるところから、おのずと身につくものと思うのであります”

(森信三『修身教授録 一日一言』(致知出版社)より抜粋)


……IISIA代表・原田武夫のコメント:

─いわゆる世の中の「偉い人」には明らかに二種類のタイプがいる。
 一つは正に権勢の人であり、とにかく威圧的なタイプだ。

─この手のタイプの人はランクや年齢に異様な程こだわる。
 そのため目下の人間の云うことなど決して聞かない。

─これに対してもう一つのタイプの「偉い人」がいる。
 恐ろしく腰が低い人物だ。

─こちらの方は慇懃無礼ということではなく、目が優しさと好奇心で溢れて
 いる。そしてたいていの場合、こう言うのだ。
 「何かお手伝いしましょうか」

─この差は一体どこから来るのか。
 もっと言えば「真の謙遜」とはどこから来るのだろうか。

─一心不乱という言葉がある。
 とにかく己の道に真っ直ぐ進んでおり、脇目をふらないということだ。
 
─「求道」の最初のフェーズがこれである。
 とにかく余裕がない。

─しかしこれを突き詰めるとある時、ブレイクスルーが必ず来るのだ。
 天空が開けて来るとでもいうべきだろうか。

─そうすると自ずから余裕が生まれて来る。
 「このまま在ること」だけで流れに乗っていくようになるからだ。

─人はその時、真の謙遜を知ることになる。
 虚勢ではなく、出会いに心から感謝しながら生きる態度を知ることになる。

─そして言うのだ。
 「何かお手伝いしましょうか」

小さな野犬はきゃんきゃんと吠えたててうるさい。
しかし真に場を制している老犬は決して吠えたてない。

むしろ腹を表にして寝そべっている。
そんな余裕のある日々を……過ごしたいものである。

by kissyouten2006 | 2012-08-30 10:30 | 原田武夫公式メールマガ


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