2010年 10月 15日
VIEWS 1994年11月号 http://itabasi.exblog.jp/13425233/ 何が、誰がロイヤルカップルを苦しめる 皇太子と雅子妃「苦悩の結婚16ヶ月」 高山文彦=文 天皇家の長男と、エリート外交官の長女。ふたりが結婚に至るまで、出会いから 五年もの月日が流れている。「全力でお守りします」皇太子の真摯なことばに 胸打たれた人は少なくない。だが、なぜ五年もの空白が生じたのだろうか。 何から、誰から、彼女を守るというのだろう。 そこから、ふたりの結婚を眺め直すと、これまでと異なる風景が見えてきた。 一年と三ヶ月がすぎて、ふたりの近くにいた人たちも重い口を開きはじめた。 「ふたりの結婚はふたりだけのものではなかった」と。 どういうことなのか。 皇太子妃の疲れた姿 それは、ちょっと信じがたい光景だったという。 ことし七月六月の夕方、ある皇室ウォッチャーは、横浜市内を東京方面へ むけて走る第三京浜の保土ヶ谷インターチェンジ近くのドライブインで、友人と くつろいでいた。 そこには、どういうわけか警備警官の姿があった。なにごとかとたずねてみると、 葉山の御用邸で静養を終えた皇太子夫妻がもうすぐここを通る、という返事。 彼はできるかぎり道路ぎわまで行き、車がやって来るのを待った。 まもなく皇太子夫妻を乗せた黒塗りの車が、疾風のごとく近づいてきた。 進行方向右側の後部座席は皇太子の席、左側は皇太子妃の席と決まっている。 立っている位置からみると、車はすぐ手前の車線を右から左に走りぬけていく。 だから、左座席にすわっている雅子妃の姿がもっとも近くにみえ、皇太子の姿は その向こうにみることができる。 そのとき彼は、わが目を疑った。 「雅子妃は寝ておられたのです。おどろいたのは、その寝姿でした。左後頭部を 車の窓ガラスにもたせかけ、そのためにからだ全体は大きく斜めになって、 崩れるように寝ておられた。皇太子は居住まいを正してすわっておられたので すが……。おなじ車両には、運転手と侍従も乗っているわけですからね。疲労の 度は極限にまで達していたのでしょうか」 七月四日から二泊三日で神奈川県葉山町の御用邸で静養した皇太子夫妻は 一歩も外にでなかった。人目を気にする必要もないので、充分休養になったはずだ とおもわれていたのだが、帰りの車のなかの雅子妃の寝姿からは、疲労の堆積が 感じられた。 それにしても周囲の眼を考えれば、皇太子から注意をうながすことはあっても いいとおもわれるのだが、彼はじっと正面を見据えたまま黙っている。 結婚十六ヶ月、まだ杳として世継ぎ誕生の知らせはきこえず、昏々と眠りつづける 雅子妃と、石のように動かない皇太子。 「遠慮しているような関係はよくない」 皇太子夫妻の不仲説がながれるのは、こういう光景を不用意に目撃されるから でもあるだろう。「雅子妃の態度は、皇太子にまったく関心をもっていない証拠だ」と この皇室ウォッチャーは言う。皇太子の学友はこう心配する。 「なんどかお会いしましたが、皇太子妃は皮膚に炎症を起こしていました。私が 眼にしたのは首と足ですが、この炎症の痛みのためおやすみになれないことも あるのでは……」 実際に雅子妃を知る医師は「彼女は一種のカゴの鳥症候群」だと、身体的な原因 ではなく、こころの疲れを指摘する。 ハーバード大卒、東大法学部中退(外交官試験合格)、オックスフォード大留学、 外務省北米二課勤務という帰国子女の元キャリア・ウーマンは、ご成婚後相当に 心労をつのらせていることはまちがいない。 「一生全力でお守りする」と昨年一月十九日の婚約会見でプロポーズの言葉を 披露した皇太子は、皇室関係者によれば、雅子妃にいっさい小言を言わない。 それが逆に皇族などから、 「だから、雅子妃は好き勝手にやっている」 と批判をあびることになる。 「もっと打ちとけてくれてもいいのに、雅子妃はいつも表情が固い。優秀な人は、 ツンとすましている」 と露骨に嫌悪感を顔にあらわす皇族もいる。 皇族関係者によるそんな雅子妃バッシングと、衆人環視のなかでの公務の連続に くわえて、夜は侍従をまじえて皇太子から皇室のしきたりなどについて学習する日々。 皇太子の学友のひとりは、 「そんな雅子妃を気づかって、殿下はご自身の友人と旧交をあたためるより、 雅子妃のおこころを和ませるために、雅子妃の友人と会われる機会を多くつくって おられるようです」 と言う。 けれども、別の皇太子の学友は、こう話す。 「皇太子夫妻の不仲説については、殿下をよく知る仲間うちでは、結婚直後から ありました。じっさい宮内庁職員のなかからも、おたがい遠慮しているような関係は よくない、といった声がきこえてきます。ことしの新年会での法曹界テニス倶楽部の ときも、雅子さまはおみえにならず、殿下おひとりで参加されたんです。 結婚前はぼくらとテニスをしたあとかならず、殿下のほうから『ビールでも』という お誘いがありましたが、結婚後はおふたりそろってテニスに参加されても、そういった 席に顔をだすのは殿下おひとり。それも二十分足らずで、雅子さまは一度もお顔を 出されないんです」 では、雅子妃サイドはどうなのか。オックスフォード留学時代の友人は、六月に ひらかれたパーティでひさびさに夫妻に会ったとき、雅子妃の笑顔がひどく やつれていることに内心おどろいた。 「濃紺のワンピース姿でしたが、外務省時代はどんなに疲れていても表情にだされ なかった雅子さまが、はたから見ててもお疲れの様子がありありでびっくりしました。 雅子妃は、とくに皇族の方々に不満をもっておられるようです。皇族の方々 は傲慢だという印象のようです。彼らが評価するのは、皇族であるかどうかしかない。 彼女のプライドがそういうことに我慢ならないのでしょう」 こうして、あちこちから不仲説を裏付けるような話しばかりが飛び出してくる。 年に数度、天皇に会っている人物によれば、天皇もまた皇太子夫妻の話になると 顔を曇らせるという。 「ご夫妻の仲があまりよろしくないという話を、陛下はすでに聞いておられたようです。 陛下はお子様のこともだいぶ気にしておられました。ある雑誌に雅子さまご懐妊の 記事がでていることを知った陛下はすぐさま問い合わせたんですが、重田信夫 侍従次長が誤報だと伝えると、陛下はそうだとおもいました、といたく落胆したご様子でした」 小和田家の野望3 http://itabasi.exblog.jp/13459542/
by kissyouten2006
| 2010-10-15 03:10
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